印刷テクノロジ
PPML |
PPML は、Personalized Printing Markup Language の略です。 ファイルには、パーソナライズされた印刷ジョブ全体についての記述およびそのコンテンツの印刷に必要なすべての要素 (レイアウトおよびバリアブル データ) が含まれています。
PrintShop Mail に実装されている PPML テクノロジは、PPML/VDX とほぼ同一のテクノロジです。相違点は、コンテンツ (PDF) およびページ レイアウトの記述 (PPML) が個別に送信される点です。
[印刷] ダイアログ ボックスの設定で次の項目を選択できます。
1. ZIP アーカイブの作成
確認が完了すると、PDF およびPPML ファイルは圧縮されプリンタに送信されます。 このオプションは、PPML-ZIP ファイルを、特定のプリンタに対して使用します。 ZIP ファイルには PPML ファイルと PDF ファイルが含まれています。
2. その他 2 つの[環境] と[送信] の設定は、PPML に習熟していない場合は変更しないでください。
PPML の詳細は、次の PODi (Print On Demand Initiative) の Web サイトを参照してください。http://www.podi.org.
1. PrintShop Mail では、グローバル スコープとしたい画像に対して使用できるオプションを提供しています。 [プロパティ パネル] で画像のグローバル スコープが [はい] に設定されている場合、画像はグローバル スコープとなります。 繰り返し印刷するプロジェクトの場合、PPML の主要な利点は、グローバル スコープを使用して再利用可能オブジェクトを参照できることです。 この機能により、送信するデータセットのサイズを縮小でき、再利用可能オブジェクトの反復処理を無用にすることができます。
2. 次の 2 つのオプションを使用した場合の効果について説明します。
a) 環境
[環境] の設定で指定されたパスにより、グローバル スコープに設定した画像が環境に配置されます。 後日利用できるように、コンシューマ (RIP) に画像が格納/キャッシュされます。
b) 送信
1. すべての画像が送信されます。
グローバル スコープまたはローカル スコープに設定した画像を含む PDF ファイルが作成されます。 またこのオプションはこの PDF を使用して、ローカル スコープおよびグローバル スコープ画像の使用を指示する PPML ジョブも作成します。 グローバル スコープに設定された画像は、指定された環境に保存されます。
このジョブが完了すると、繰り返し印刷するプロジェクトに対して、たとえば、[ローカル画像の送信] オプションを使用して、グローバル スコープを再利用できます。
2. グローバル画像の送信
グローバル スコープに設定された画像を含む PDF ファイルが作成されます。 またこのオプションはこの PDF を使用して、これらの画像を指定された環境に保存することを指示する PPML ジョブも作成します。
3. ローカル画像の送信
ローカル スコープに設定された画像を含む PDF ファイルが作成されます。 またこのオプションはこの PDF を使用して、指定された環境に保存されたこれらのローカルおよびグローバル画像の使用を指示する PPML ジョブも作成します。 したがって、グローバル スコープに設定された画像は指定された環境に存在する必要があります。 グローバル スコープに設定された画像は、PPML ジョブでのみ参照されます。
Mac OS の場合は、印刷ダイアログ ボックス ([ファイル] > [印刷] > [PrintShop Mail] に ZIP アーカイブを作成するオプションがあります。 このオプションはすべての画像を対象とします。 この機能により、PrintShop Mail ジョブで使用されたすべての画像のコピーが作成されます。 アーカイブの作成オプションのチェックがオフの場合、そのジョブで使用された画像への参照を含む PPML ファイルが出力されます。